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商店街はなぜ滅びるのか~社会・政治・経済史から探る再生の道~ (光文社新書) Kindle版

4.0 5つ星のうち4.0 128個の評価

商店街はまったく伝統的な存在ではない。現存する多くの商店街は20世紀になって人為的に創られたものだからである。(本文より)――商店街はどういう理由で発明され、繁栄し、そして衰退したのか? 郊外型ショッピングモールの乱立だけが、商店街衰退の原因なのか? さらに、地域コミュニティの要となる商店街の再生には、どういう政策が必要なのか? 気鋭の社会学者による画期的な論考! 上野千鶴子氏推薦!!
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商品の説明

著者について

新雅史(あらたまさふみ) 一九七三年福岡生まれ。学習院大学非常勤講師。東京大学人文社会系研究科博士課程(社会学)単位取得退学。主著に「両大戦間期における商店街理念の生成」『ソシオロゴス』(三五号)、「コンビニをめぐる〈個性化〉と〈均質化〉の論理」『ネットメディアと〈コミュニティ〉形成』(東京電機大学出版局)、「災害ボランティア活動の『成熟』とは何か」『大震災後の社会学』(遠藤薫編著、講談社現代新書)。本書が初の単著となる。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B009KZ45KM
  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2012/7/6)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/7/6
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 3777 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 240ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 128個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4つ
5つのうち4つ
128グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2016年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「商店街は20世紀初頭に発明されたもの」だと筆者は言う。二つの大戦、農地改革、日米経済摩擦、プラザ合意、バブル崩壊、財政投融資、小泉・竹中改革、商店街の栄枯盛衰が時々の政治・社会情勢を反映したものであることを納得させてくれる。
特に、年金改革、大店法、公共投資による地方の道路整備、事業承継問題が絡まり合って商店街崩壊している過程の分析(4章)は見事である。
あとがきで、酒屋の子として生まれ、両親の働く姿や住環境を嫌悪し、給与生活者となったものの・・・、との叙述は、小売業だけではない戦中戦後世代とその後の世代との断層をしみじみと実感させるもので感慨深い。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年11月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
幼い頃から見てきた、地元の商店街を想像しながら読むと面白い。
課題は山積みだが、
商店街は機能面、本質的なコミニケーションの場としての
ポテンシャルは感じる。
再生の道に向かって欲しい。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年9月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レポート資料用に購入。
うーん…、概論というか総論というか。
何故滅びるかというよりなぜ滅びかかっているかの歴史的流れをたどっていく内容です。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 著者は北九州市の酒屋の出身だそうです。実家の酒屋では店頭で飲酒できる「角打ち」をおこなっていた。あとがきには自営業の家に育った恨みつらみが綿々と記されています。曰く、いつも家の中がうるさかった、家のまわりにいつも酔っ払いがいた、商品保管のため居住スペースが犠牲にされた。なるほど、商店経営にはいろいろな苦労があるものです。
 このような家に育った著者の目から見ると、「商店街」とはきわめてアンヴィヴァレントな存在のようです。日本の工業化にともなって、農村からあぶれてきた労働力の受け皿として、さまざまな規制と補助金に守られてきた「商店街」は、地域社会の核として重要な役割を果たすとともに、利権にしがみつく圧力団体として機能しました。事業の相続を優先するあまり、他地域他業種からの参入を許さなかったが、当の跡取り息子たちには、魅力のない事業と見放され、やがて店主の高齢化で店を閉める。シャッター通りのできるメカニズムは、じつに構造的なものでした。商店街に対する狂おしいほどの期待と火の出るような批判がない交ぜになって、著者のジレンマは深い。これは著者だけではない、グローバリゼーションと個人主義の深化による地域社会の崩壊になすすべがない私たち全てに共通の悩みです。

 商店街という、一見目立たない切り口から日本の雇用問題、経済問題に光を当て、新しい視野を開いてくれた著者に感謝!若手研究者の例に漏れず、将来の不安を抱えている由。なにもしてあげられないけれど、これからも研究がんばってください。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「しなやかな日本列島のつくりかた」新潮社
にて、当初はコンビニに関する書籍を出す予定だったようですが、
コンビニを掘り下げると商店街にいきついたという部分と
震災を通じて、ショッピングモールに比べ、商店街のボランティアを引き寄せる力を見て
コミュニティとしての価値を商店街に見出したということが
この本を書かれるきっかけになったのだと解釈しました。
シャッター通りがいかにして今日のような形で出現したのかを、
商店街の形成過程から分析されています。
社会学から縁遠い者としては、知識をつけるためにはじめの
一歩を出すには良い本かと思われました。
商店街再生のための提案をいくつかされていますが、
実証されたものでは無く、今後の具体例に期待したいところです。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年9月18日に日本でレビュー済み
商店街というと「時代遅れ」という印象を持つ人が多いであろう。
実際、すたれている商店街も多く、シャッター通りが出来ている地域も散見される。
しかし、そもそも商店街はどのようにして成立し、そしてなぜそれが今衰退しているのか。
本書は、「商店街の発展と衰退」を、第一次大戦後〜現代までの商業のあり方や政策等と絡めながら社会学的に分析している。

本書のサブタイトルに「社会・政治・経済から探る再生の道」と書かれているので、商店街再生のためのヒントがあるのではと思って読んで失望している方も多いように思う。
本書はそうした要望には残念ながら答える内容にはなっていない。その意味でこのサブタイトルは不適切であろう。
本書の内容は、「はじめに」に書かれているが

「本書の主張は、商店街が伝統的なものではなく、日本の近代化の産物であるというものだが、商店街の成立と衰退の過程を、近代社会の政治・経済・社会変動の配置のもとで描き出す試みは管見のかぎり見当たらない。本書はそれを描き出す試みである。」(p11)

という趣旨の本である。
本書を読まれる方はそれに注意してお読みいただきたい(特に内容を見ずにネット等で買う場合)。

本書でまず指摘されるのは、組織された小売店集合体としての「商店街」は、実は第一次大戦後に作られた新しいものであるという点である。
この時代の社会側のニーズとしては物価の乱高下への対策がある。
同じ背景で生まれた存在として百貨店があるが、この流れで、商店街は専門店を連ねた「横の百貨店」とも称された。
一方、商店側の事情としては、離農者の小売業への転業が相次ぐ中で、そうした商店の統合と専門化を進めるという意図もあった。

戦後すぐにおいては、日本政府は「第二次産業の強化」を最優先目標に掲げる。
商店街をめぐる動きとしては、小売側と主婦層(消費者側)とで対立する運動が起きているが、上記の目標に照らしてみると実は疑似対立になっている。
まず小売の側は、離農者を第二次産業にきちんと確保したいという思惑が政府にあるので、第三次産業への流入を防ぐための商店街への規制は積極的に行われていく。これが小売側と政府とのつながりを強化し、後の規制漬けの状態への布石ともなる。
一方、政府は主婦層の運動もサポートしていく。なぜなら、主婦層は倹約・貯蓄をも掲げていたが、それは第二次産業発展のための投資資金として期待されていたためである。

しかし、第二次産業は生産性の向上と低賃金による競争力の強化を目指すので、思ったよりも人材が第二次産業に流れない。
政府は完全雇用も目標に掲げていたので、規制のある小売側とで難しい状況に陥るが、結果としては高度経済成長による全面的雇用増加によって事なきを得る。
特に商店街は多くの雇用を吸収していた。規制によって激しい競争がないことは、ここでもまた雇用吸収の点から必要なものとみなされた。

だがオイルショック以降、人件費の高騰と円高で、低賃金による国際競争力は失われ、人材の割り振りよりも人的資本の蓄積と効率性が重視されることとなる。
その状況で、効率性の高いスーパーマーケットやコンビニが出現し、商店街は危機に陥る。
商店街はこうした状態に規制で対抗するが、この流れが「既得権益にしがみつく商店街」へとつながっていってしまう。

さらに、日本型福祉社会が「サラリーマン+専業主婦」の家庭を想定した、企業による福祉体制中心の制度へと移行していく。
このモデルは、伝統的家庭像が維持される自民党と、サラリーマンという労働者を支持母体とした社会党のどちらにも合致していたので、問題なく定着する。
しかし、その中で自営業は完全に忘れられた存在となっていく。

また、商店街の店は家族経営がほとんどなので、後継ぎ問題が致命的に存在しており、そのためコンビニはそうした層を狙って店舗のコンビニ店業を開拓していく。
後継ぎがきちんと出てくる可能性は家族に限定している限り難しいので、結果として商店街は衰退するしかない。

最後に筆者は「規制と給付」という二つのサポート方法を提示してはいるが、それまでの内容とのつながりは強くなく、唐突さは否めない。
サブタイトルに「再生への道」と入れたのでそうした提言を入れたのだろうが、それは不要だったように思う。
商店街・商業の社会学的な分析としては非常にいいと思う。おススメ
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
そもそも商店街の生まれ育ちは、ということをまず教えていただきました。今後については、それぞれが頑張るしかないわけで。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年5月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
商店街の生まれた歴史的背景から衰退に苦しむ状況と日本の社会構造・政治状況とをリンクさせた意欲的な本。
細かな検証や議論は必要なのだろうが、私にはすっと理解できた。
発展してこの切り口で「日本の農林水産業」までも視野に入れた議論ができるのでは、とも感じた。
ぜひ本人の講演も聴きたいものだ。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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